かつらカタログ(ベース素材)

縁、人工皮膚の補強

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縁、人工皮膚の「補強 」

★縁、人工皮膚を補強する。
かつらの修理で多い場所は「周囲の縁や人工皮膚」部分です。
この部分が汗を吸うことによって、ヒビ割れたり、破れたりすることが多くなります。
そこで縁や人工皮膚部分に「保護テープ」で補強することで、ヒビ割れ等の予防ができます。
この保護テープを縁、人工皮膚等に貼り、その上に両面テープを使用します。

また「強力両面テープ」はかなり「粘度」があるので、両面テープを剥がした後もかなりベタベタ(ベトベト)している場合があります。
保護テープと一緒に強力両面テープを剥がすことで、このベタつき(ベトつき)を軽減することができます。
(但し、縁に直接両面を貼ることより接着力は少し落ちます。)

この補強はフロント部分のスキンやナノスキンにもできますが、
厚みがでるので「生え際を見せるスタイル」を望まれるのであれば、あまりおすすめできません。

普段(生え際を見せないスタイル・前髪を下ろしたスタイル)の際はナノスキン部分にもこの保護テープを貼っておき、前髪を上げるスタイル(生え際を見せるスタイル)に変更するときだけ、保護テープを剥がすことで、かつらの耐久性を上げることもできます。

保護テープ

かつら保護テープ
一般的には「プラスティックテープ」「サージカルテープ」とよく呼ばれています。
ネット検索(ショッピング等)で「プラスティックテープ サージカルテープ 医療」で検索して頂くとよくヒットします。
(テープの幅も色々とあります。価格も¥500位からあります。)

最近は100円均一ショップで売っているところがあります。

かつらを保護するテープ サージカルテープ
上写真:縁に保護テープを貼った状態。
縁と人工皮膚部分全体に保護テープを貼って使用されているお客様もおられます。

 

縁、人工皮膚の「劣化 」

縁部の劣化状況を年月を追って写真にて比較しています。
この方は「保護テープ」は使用しておらず、縁に直接両面テープを貼り、装着していました。

全ての写真をワンクリックで拡大します。

新しいかつら 画像

上写真:耐久性重視で「厚めの縁」を使用したカツラ。
使用前の状態

かつら 4ヶ月使用 画像

上写真:4ヶ月使用後の状態
少し縁部が汗を吸うことで変色しています。

かつら 4年使用 画像

上写真:4年使用後の状態
縁全体が汗を吸うことで劣化して、ヒビがはいったり、一部縁が剥がれてしまっている箇所もあります。

かつら 傷んだ写真 4年使用 画像

上の写真のアップ
かなり傷んでいます。

保護テープを最初から使用することで「劣化」の速度を遅くすることができます。

これ以上に傷んだカツラでも修理は可能な場合もあります。

詳しくは⇨「修理をご覧ください。
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