ムレ(蒸れ)にくいかつら。かつらの通気性について
- ムレ(蒸れ)にくい素材の選び方
お客様からよく「かつらはムレ(蒸れ)ないのか?」といった質問があります。
(特に夏場は気になります。)
一年中全面スキンタイプ(通気性なし)を使用されていて、「特に問題ない」とおっしゃるお客様もおられます。
ただやはり夏場に通気性のあまりないベース(スキン、ナノスキンタイプ)は暑いと感じる方も多いです。
「スキン、ナノスキン」は生え際を見せる場合に人気のある素材(生地)です。
もちろん多くの方は、「スキン、ナノスキン」をフロント部分だけにを使い、ベース部分は通気性の良いレースやネットタイプにされています。
ムレにくさ。通気性のよいカツラのベースの順番
- モノネット(通気性 ◎ )
- レース(スイスレース、フレンチレース)(通気性 ○ )
- シルクベース、インジェクションベース (通気性 △ )
- スキンベース(通気性なし)
の順番になります。
もっとムレにくい、通気性のよいベースをお求めであれば、
モノネットよりも網の目が大きい(約1センチ角の網の目)でベースを作ることもできます。
(この網目の大きなネットをご希望の場合は「お問い合わせ」からご連絡ください。)
ただ・・
モノネットよりも網の目が大きい素材でベースを作った場合、あまり毛量が少ないと場合によっては網の目が見えてしまいます。
このような「網の目が大きい素材」で作製の場合は毛量は少なくとも90%以上がおすすめです。
これ以下の毛量で作製ご希望であれば、人工皮膚を分け目かつむじに使用することを強くおすすめします。
・・モノネットでベースを制作する場合も、毛量は80%以上をおすすめします。
レース、シルク、スキン、インジェクションにてベースを製作した場合は、毛量が少なくて、ベース素材が見えてしまっても、(分け目と同様で)とても自然です。
詳しくは⇨「分け目の見え方」をご覧ください。
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